コスタリカアカスジヤマガメ
Ornata Wood Turtle W.C. ♀
前回コスタリカヤマガメと書きましたが、コスタリカアカスジヤマガメが正しいそうです。
…チッ、めんどくせぇな、和名
ということで、Rhinoclemmys pulcherrima manni でございます。
某MTO氏曰く、「この辺は昔から人気ないし、売れないでしょお」とのコトですが、ボクの印象としては、確かに昔から人気が高いとは決して言えないものの(笑)、好きな人は堪らなく好きなグループって感じなんですよねぇ。現にホンジュラ…じゃなくて和名はグアテマラが正しいんですっけ? そのグアテマラアカスジ(R. p. incisa )にこだわって、そればっかし飼ってる方や、綺麗なコスタリカを選び抜いて集めてる方なんかを知ってますし、今出てるクリーパー№75の超・両・爬・道にも、ミゾヤマガメ(R. areolata )のブリードを目指してコロニーを維持してる方が掲載されてるじゃないですか(この方、自分のスタイルを確立して思い切り趣味を楽しんでる様が、コレぞ!ホビイスト!!!って感じで素晴らしいです)。
ホント、派手で見栄えのするグループなのに、支持のされ方はコアっていう、不思議さが面白いよなぁと。
クロムネ(R. melanosterna )やカンムリ(R. diademata )、そしてルビダ(R. rubida : こういう種小名や属名をカタカナ化しただけのしょ~もない和名が多いのも、ボクの和名嫌いの理由だったり)という、「ミズガメを代表するスター」といっても差支えないような種類も擁しているのに。
Ornata Wood Turtle W.C. ♀
でも、一昨日アップした記事、思いのほかアクセスがあって、それはチョッとビックリしました。
まさかアメリカヤマガメ、しかもコスタリカでここまでのアクセスがあるなんて!!! っていう(笑)。
いや、ボクは大好きなカメだし、イイ感じに撮れた画像だから、嬉しいっちゃ嬉しいんですよ。でも、これまでのアメリカヤマガメの境遇も知ってる人間としては、やっぱし「何で?」って感が拭えないのが正直な感想だったり。しかも、コスタリカなんて昔からポピュラーだし、それなりの数がいろんな所に流通するし、嫌な言い方をすれば「いまさら感」満載な訳でしょ。
それが…ねぇ!
ただ、こうやって見ると、確かに人目を惹くと言いますか、やっぱし凄まじい色柄してんなぁってのは改めて思います。
デフォでこれですから。
Ornata Wood Turtle W.C. ♂
昔は「色みがドぎつい」とか「模様が気持ち悪い」とか言われてましたけど、全く同じコトを言われて、共に不人気グループの代表だったアメリカハコガメ(Terrapene spp.)がこの10年ほどでまさかの大ブレイクを果たしたし、今ならコイツラのカラフルな感じもウケるんじゃないかな?
まぁ、C.I.T.E.…あ、いかんいかん、思わず毒が出るトコだった。
ただ、それを逆手に取るなら、ごく一部の種は流通量がかな~り限られるのの、このコスタリカやグアテマラ、それにアシポチ(R. punctularia )なんかだと、現状だとまだそれなりに数が流通する訳じゃないですか。そうすると、その中から自分好みの模様や色の個体を選ぶことも出来るでしょ。それって、こういうバリエーションのある種では、かなりの魅力だと思うんですよね。コスタリカなんかだと、色調やリングの太さ、形状など、個体差がかなり激しいですし。
と、それっぽいコトを書いてみましたが…今回の個体達、実は選んで買い付けた訳じゃなく、たまたまペアでいたのをそのまま買ったってだけだったり。
でも、メスは皮膚の色が淡く、そこに朱色のストライプがビッチリ入るのが素敵だし、オスはオスで、まずオスであるコトがバリューだし(アメリカヤマガメの連中、何故かオスが少ないんですよねぇ…)、コイツは赤みが強く、肋甲板のリング模様のメリハリが効いてるのがイイなぁって。
って、選ばなくてもここまで綺麗な個体が手に入るってのが、コスタリカヤマガメ凄くないですか?
因みに
Ornata Wood Turtle W.C. ♂
腹甲も隙なし!!!!!
いや、腹甲こそコイツラの真骨頂かもしれません。
どうです、このハデハデっぷり!
惜しむらくは、成長に伴い背甲の模様や色が不鮮明になっていくコトなんですが、肋甲板のリング模様や皮膚の模様なんかは色も残るし、メスは背甲が地味になる分、今度はフォルムがハコガメチックに盛り上がるから、それはそれで別の魅力が出てきて、飼い込む面白さも充分。種によって飼い方というか、環境設定が結構異なったりするんですけど、コイツラに関しては“アメハコ方式”でOKなので、現在アメハコを飼育していて、冬場でも加温飼育が出来る状況の方なら、ケージのセットアップは同じ様な感覚でトライしてもらえばイイと思います。
個体によっては、コーンスネーク(Pantherophis guttatus )のオケーティーみたいに赤/黒/オレンジのリングが太く、コントラストもバキバキになるヤツや、ミカンみたいにオレンジの色面が広がるヤツなんかもいて、ホント繰り返しになりますけど、アメハコ好き、特に派手系トウブ(T. c. carolina )が好きな方なんかにはツボなんじゃないかなと。
今だったら、アメリカヤマガメを特集したクリーパー№63、64も在庫してますから、コイツラを導入するにも、そしてコイツラを切っ掛けにアメリカヤマガメの世界にハマっていただくにも万全な体制が整ってますしね。という訳で、興味のある方は是非ご検討下さい。
で!
ヘタレなので、最後に言い訳しておきますと、ボクも日本産の種類に限っては、和名第一主義だったりするので、その辺は誤解なきよう願います。爬虫類・両生類に限らず、日本産の種類に付けられる和名は文化的な背景が反映されたり、趣があるものも多かったりするため、それはそれで大好きだったりするんです。
在庫や価格、発送/配達の可否など、ご質問はメール(herp.supply☆kbd.biglobe.ne.jp ※メール作成の際は☆を@に変えて下さい) または TEL(03-3317-5569)にてお気軽にお尋ね下さい。営業時間や定休日など、その他の詳細は「プロフィール」ページにてご覧いただけます。
前回コスタリカヤマガメと書きましたが、コスタリカアカスジヤマガメが正しいそうです。
…チッ、めんどくせぇな、和名
ということで、Rhinoclemmys pulcherrima manni でございます。
某MTO氏曰く、「この辺は昔から人気ないし、売れないでしょお」とのコトですが、ボクの印象としては、確かに昔から人気が高いとは決して言えないものの(笑)、好きな人は堪らなく好きなグループって感じなんですよねぇ。現にホンジュラ…じゃなくて和名はグアテマラが正しいんですっけ? そのグアテマラアカスジ(R. p. incisa )にこだわって、そればっかし飼ってる方や、綺麗なコスタリカを選び抜いて集めてる方なんかを知ってますし、今出てるクリーパー№75の超・両・爬・道にも、ミゾヤマガメ(R. areolata )のブリードを目指してコロニーを維持してる方が掲載されてるじゃないですか(この方、自分のスタイルを確立して思い切り趣味を楽しんでる様が、コレぞ!ホビイスト!!!って感じで素晴らしいです)。
ホント、派手で見栄えのするグループなのに、支持のされ方はコアっていう、不思議さが面白いよなぁと。
クロムネ(R. melanosterna )やカンムリ(R. diademata )、そしてルビダ(R. rubida : こういう種小名や属名をカタカナ化しただけのしょ~もない和名が多いのも、ボクの和名嫌いの理由だったり)という、「ミズガメを代表するスター」といっても差支えないような種類も擁しているのに。
Ornata Wood Turtle W.C. ♀
でも、一昨日アップした記事、思いのほかアクセスがあって、それはチョッとビックリしました。
まさかアメリカヤマガメ、しかもコスタリカでここまでのアクセスがあるなんて!!! っていう(笑)。
いや、ボクは大好きなカメだし、イイ感じに撮れた画像だから、嬉しいっちゃ嬉しいんですよ。でも、これまでのアメリカヤマガメの境遇も知ってる人間としては、やっぱし「何で?」って感が拭えないのが正直な感想だったり。しかも、コスタリカなんて昔からポピュラーだし、それなりの数がいろんな所に流通するし、嫌な言い方をすれば「いまさら感」満載な訳でしょ。
それが…ねぇ!
ただ、こうやって見ると、確かに人目を惹くと言いますか、やっぱし凄まじい色柄してんなぁってのは改めて思います。
デフォでこれですから。
Ornata Wood Turtle W.C. ♂
昔は「色みがドぎつい」とか「模様が気持ち悪い」とか言われてましたけど、全く同じコトを言われて、共に不人気グループの代表だったアメリカハコガメ(Terrapene spp.)がこの10年ほどでまさかの大ブレイクを果たしたし、今ならコイツラのカラフルな感じもウケるんじゃないかな?
まぁ、C.I.T.E.…あ、いかんいかん、思わず毒が出るトコだった。
ただ、それを逆手に取るなら、ごく一部の種は流通量がかな~り限られるのの、このコスタリカやグアテマラ、それにアシポチ(R. punctularia )なんかだと、現状だとまだそれなりに数が流通する訳じゃないですか。そうすると、その中から自分好みの模様や色の個体を選ぶことも出来るでしょ。それって、こういうバリエーションのある種では、かなりの魅力だと思うんですよね。コスタリカなんかだと、色調やリングの太さ、形状など、個体差がかなり激しいですし。
と、それっぽいコトを書いてみましたが…今回の個体達、実は選んで買い付けた訳じゃなく、たまたまペアでいたのをそのまま買ったってだけだったり。
でも、メスは皮膚の色が淡く、そこに朱色のストライプがビッチリ入るのが素敵だし、オスはオスで、まずオスであるコトがバリューだし(アメリカヤマガメの連中、何故かオスが少ないんですよねぇ…)、コイツは赤みが強く、肋甲板のリング模様のメリハリが効いてるのがイイなぁって。
って、選ばなくてもここまで綺麗な個体が手に入るってのが、コスタリカヤマガメ凄くないですか?
因みに
Ornata Wood Turtle W.C. ♂
腹甲も隙なし!!!!!
いや、腹甲こそコイツラの真骨頂かもしれません。
どうです、このハデハデっぷり!
惜しむらくは、成長に伴い背甲の模様や色が不鮮明になっていくコトなんですが、肋甲板のリング模様や皮膚の模様なんかは色も残るし、メスは背甲が地味になる分、今度はフォルムがハコガメチックに盛り上がるから、それはそれで別の魅力が出てきて、飼い込む面白さも充分。種によって飼い方というか、環境設定が結構異なったりするんですけど、コイツラに関しては“アメハコ方式”でOKなので、現在アメハコを飼育していて、冬場でも加温飼育が出来る状況の方なら、ケージのセットアップは同じ様な感覚でトライしてもらえばイイと思います。
個体によっては、コーンスネーク(Pantherophis guttatus )のオケーティーみたいに赤/黒/オレンジのリングが太く、コントラストもバキバキになるヤツや、ミカンみたいにオレンジの色面が広がるヤツなんかもいて、ホント繰り返しになりますけど、アメハコ好き、特に派手系トウブ(T. c. carolina )が好きな方なんかにはツボなんじゃないかなと。
今だったら、アメリカヤマガメを特集したクリーパー№63、64も在庫してますから、コイツラを導入するにも、そしてコイツラを切っ掛けにアメリカヤマガメの世界にハマっていただくにも万全な体制が整ってますしね。という訳で、興味のある方は是非ご検討下さい。
で!
ヘタレなので、最後に言い訳しておきますと、ボクも日本産の種類に限っては、和名第一主義だったりするので、その辺は誤解なきよう願います。爬虫類・両生類に限らず、日本産の種類に付けられる和名は文化的な背景が反映されたり、趣があるものも多かったりするため、それはそれで大好きだったりするんです。
在庫や価格、発送/配達の可否など、ご質問はメール(herp.supply☆kbd.biglobe.ne.jp ※メール作成の際は☆を@に変えて下さい) または TEL(03-3317-5569)にてお気軽にお尋ね下さい。営業時間や定休日など、その他の詳細は「プロフィール」ページにてご覧いただけます。
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