マクロットパイソン “明色型”

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MacklotsEasternTimorTypeFemale01-01.JPGMacklot's Python “Eastern Timor Is. Type Light Phase” W.C. ♀

※2/2 識別名を分かりやすいようにアレンジしました

すいません、チョッと放置プレーになってしまいました。ネタが無かった訳でも無いし、それこそ紹介してない間にいなくなった生体もいるんですけど、その辺はご来店いただいたお客様の特典というコトで、ご勘弁を。前にも書きましたが、ヤモリなんかはツイッターのGecko Market事務局アカウント (→リンク) で紹介したりもしてますから、ヤモリ好きな方はソチラも併せてご覧下さい。

という訳で、久々の更新……にしてはやや微妙かもですが (笑)、マクロットパイソン (Liasis mackloti mackloti :分類はBARKER et al. 2018 に倣おうかと思ったんですが、とりあえず従来の分類を保守というコトで) のチモール島中~東部で多くみられるタイプ。

って、そこまでマックを気に掛けてる方がどんだけいるかって話なんですけどね。でも、ボクの知る限り少なくとも3人は確実にいますから、潜在的にはもっといるハズ!と信じて書いてみたいと思います (笑)。マックってチモール島と周辺のロティ島、セマウ島、アロール島 (と、その周辺の更に小さな島々にもいるんじゃないかな) に分布するんですが、分布域ん中で一番大きな島であるチモール島においては、島の東西で比較的安定した体色の分化が見られるんです。まぁ、分化が見られるっても地理的に明確にバキッと分かれる訳では無く、分布域全体でベースとなる体色があって、そこにチモール島の東西で体色に一定の傾向を持った個体が存在するって感じでしょうか。

とにかく、マックにはそういう傾向がある訳なんですが

MacklotsEasternTimorTypeFemale01-02.JPGMacklot's Python “Eastern Timor Is. Type Light Phase” W.C. ♀

今回の個体は島の中部~東部、ちょうどインドネシアと東チモールの国境辺りから東チモール領内に多く見られる色彩型で、通常は「ダークブラウンの基調色+それより明るいオリーブブラウンやグレーブラウンのスペックル」となる体色が逆転し、「明るいイエローブラウンの基調色+ダークブラウンのフレックル」となります ( あ、ブログタイトルの東部型 明色型ってのは、その辺を加味してボクが便宜的に付けた名称です )。

こういうコト言うと怒られそうですが、ダン (L. m. dunni ) のゴールドバージョンみたいな感じかな。

特に、今回の個体はこの色彩型の魅力が如何なく発揮されていて、全体の黄色みが強く、顎下から腹部前半にかけてはかなり鮮明なイエローがベットリと発色していて、ホント、パッと見の印象は“金色のニシキヘビ”って印象なんです。

しかも、性格もスゴク良くて、ベッタベタにハンドリング出来ちゃうという。

全身金色でLiasis 特有の質感と虹色光沢を持ち、ペットスネークに相応しいレベルでのハンドリングも出来る、最高じゃないですか!?

勿論、ケアもしっかり済んでいて状態も言うコト無し!

MacklotsWhiteEyeMale03-04.JPGMacklot's Python “White Eyed Western Timor Is. Type Dark Phase” W.C. ♂ <過去販売個体>

因みに、チモール島の西部や西部沖合いに位置するロティ島なんかだと今回の東側のモノとは真逆で、こんな感じにスペックルが疎らで、全体的に黒っぽい色彩型が多く見られるようになります ( 虹彩が白いのはこの個体の特徴です )。

これはこれで、重厚感があってイイんですよねぇ。ってか、地味に思われがちですけど、仕上がったマックってホントにいいパイソンなんですよ! Liasis はオリーブ (L. olivaceus ) だけじゃないんです!!!


【参考文献】
BARKER, D., M. Auliya & T. Barker (2018):Python of the World VolumeⅢ; The Pythons of Asia and the Malay Archipelago. 371+xiii pp.


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